【新型コロナ対応】今後の見通しと稽古実施ガイドラインの制定について
今後について、早ければ暑さが一服する10月より面を着けた稽古の再開を検討しています。但し、面を着用のうえで、打ち込み台を使用したトレーニングから考えております。対人稽古はその後の状況を見て検討いたします。
準備として稽古のガイドラインを制定いたしました。ガイドラインでは、感染防止のために必要な対策、面マスク・シールド着用、稽古内容や人数制限・時間制限について案内しますので、館員の皆さまにはガイドラインに基づく準備を9月中にお願いいたします。ガイドラインに合致しない場合、面をつけた稽古の参加はご遠慮いただきます。
申武館におけるコロナ禍の稽古実施ガイドライン
コロナ禍における稽古の実施にあたり、新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点から以下の感染防止対策を講じます。本ガイドラインはあくまでコロナ禍の暫定対応について示すものであり、状況の変化に合わせ随時更新するものとし、館員の皆さまには常時最新のガイドラインを案内するものとします。
〓稽古時間の制限および人数制限、換気の確保について
1稽古当たり1時間以内とする。中学生以下の剣士と大人の稽古時間については分離し、接触を避ける。稽古の人数については適切な距離を保てる人数内で行うものとする。道場内は十分な換気を確保する。
〓入館時と退館時の感染防止対策について
入館時に検温を実施し、体温が37度以上の場合は稽古を休むこと。入館者は全員参加者名簿に記名をし、手洗い、手指の消毒をし、道場内に入る。稽古終了後は、手洗い、手指の消毒を実施の上、道場内を触れないようにして速やかに退館する。
〓道場内での着替え・荷物置き・水分補給について
更衣室内が密とならないよう1名ずつ使用する。防具袋や荷物については、まとまらずに分散して置く。水分補給については原則として各人が持参した飲み物とする。
〓稽古者のマスク着用および見学者の感染防止対策について
稽古者は全員マスクを着用し、不要な会話を避ける。保護者等の見学者についても同様とし、見学者席は十分な間隔を確保する。
〓気合い(発声)の禁止と着座の禁止
稽古者の気合い(発声)を当面禁止する。床に着座をすることを当面禁止し、挨拶および礼は立礼を基本とする。(床に付着するウィルスからの感染防止の観点より)
〓面を着用する場合の感染防止対策について
面を着用する場合は面マスクを着用の上で、目と鼻・口元を覆うシールドを着用する。(全日本剣道連盟はシールドを推奨としているが当館は平均年齢が高いことを踏まえ必須とする。)また、対人稽古における面マスクは鼻を出すことは許可しない。(全日本剣道連盟は鼻を出すことも可としているが、当館では感染防止の観点から認めない。)
〓対人稽古について
対人稽古の実施可否は責任者たる館長がその都度決定する。館長が館員の生命に危険が及ぶと判断した場合、対人稽古は行わない。また、対人稽古は毎回制限された人数内で行うものとし、多数の相手との稽古は行わない。(対人稽古は相手との密着・密接が避けられないため、1回あたり1〜2名の範囲内とし多数を稽古相手としない。)
〓稽古参加における自由意志の尊重について
私たち剣道人が稽古を行うにあたり、大変残念であるが「どのような感染防止対策を講じたとしても新型コロナウィルスの感染を完全に防止することはできない」ことを十分に理解しなければならない。その上で、稽古に「参加する・参加しない」ことについては本人の自由意志を尊重すること。特に対人稽古についてはより感染リスクが高まることを踏まえ、希望しない場合は対人稽古のみを不参加とすることも認める。
以上
(令和2年8月22日制定版)