心を磨く(^^)!
Author: tsurugi
今日は朝10時から稽古です。毎週、日曜日の稽古は雑巾がけから始まります!全員が雑巾を持ち、バケツの水ですすいでしっかり絞って床を磨きます(^^)!最初は慣れない剣士も今では一気に走り抜けます。今日は先日入門された石崎さんご夫妻も初雑巾がけです!袴のすそに苦労しながら子どもたちと一緒に床を拭きます。特にお父さんは道場での初めて雑巾がけでしたが、なかなか上手に拭いてらっしゃいました。(きっと雑巾がけのご経験がおありかとつるぎはお見受けしました(^^)!)
この雑巾がけも床の清掃という意味もありますが「心を磨く」という別の意味もあります。床を磨きながら一週間の汚れを綺麗にするとともに自分の心も次第にクリアにしていく・・・そんな意味を持っています。かつて全日本選手権で優勝した栄花選手の活躍がTVで取り上げられたとき、一人で道場を雑巾がけしている姿がありました。その姿は自分の心の中の弱い気持ちや迷いを捨て去るための必死な姿に見えました!つるぎは「さすが一流選手だ!」と感動したのを覚えています。その意味で申武館の剣士は一流選手と同じ修行をしているのと一緒です(^^)!
つづいて、今日の稽古はまず「木刀による剣道基本技稽古法」から始まりました。今日は小学2年生から中学生までをつるぎが担当。最後に1番から9番までのすべての技を全員でやりました。大人の先生がなかなか覚えきれない中、全員が見事にできました(^^)!立派です!
一般の稽古に入ると、つるぎは八段の福田先生と七段の根岸先生、伊澤先生そして篠崎先生と4名の先生に稽古をお願いしました。つるぎは昨日から気にしている「単調」ということが心から離れず、迷いから抜けられません。不思議なもので剣道は迷うと打てなくなります・・・まるで「金縛り」。結局、ほとんど打てないまま終わってしまいました。今のつるぎの心境を一言で言えば「苦しい」という他ありません。・・・しかし救いはありました(^^)!ヒントは冒頭の雑巾がけです!やはり、大切なのは「心をクリアにする」「無心になる」ということではなかったか・・・と!次回こそは「迷いや恐怖はないか?」「心がとらわれていることはないか?」と問いかけて稽古に臨んでみようと思います!
春四月、「長い冬に蓄えた力で桜が咲き出したように、剣道も迷いを通り抜けて一歩前進できるよう頑張ろう!」と新たな決意のつるぎなのでした!