つるぎの卒論
Author: tsurugi
今日は水曜日、道場の稽古はありません。
このところ少し忙しいつるぎです(^^;。稽古のない日は、残業を終えるとそのまま帰宅。家に着くと食事をしながらテレビを見て・・・とごく平凡?な普通の時間を過ごします。
バラエティやドラマももちろん面白いです。(今日は相棒を見ながらゆっくりしていましたが(^^;)しかし、やはり社会人だからでしょうか、またはおじさん?だからでしょうかニュースは特に気に掛かります(^^;。
最近はニュースでエジプト情勢を思いながら、「日本でもエジプトでも100年経てば、政治という言葉を辞書で引くと・・・国民の期待を裏切るものとでも書かれているんじゃないかなぁ。」と思ったりと。そしてスポーツではやはりサッカーのアジアカップでの日本優勝は明るい話題でした(^^)。特に李選手が在日韓国人四世として生まれ日本国籍を取得して日本代表として優勝を決める活躍という話題にはつるぎは時代が変化したな~と思いました(^^)。(つるぎも拍手を送りたいです!)
つるぎは高校時代は社会部という部活動に所属。歴史や文化について調査研究の傍ら、ケチャというインドネシアのバリ島の踊りを高校生として実演に成功したりと非常に活発な部活でした。文化祭では、当時北朝鮮核問題があり差別やいやがらせにあっていた在日朝鮮人学校に取材に行き、そのインタビュー内容を展示。(在日韓国人と在日朝鮮人とは厳密には立場や国籍が全く異なりますが。)
そのようなことがきっかけで社会的な問題に興味関心を抱き、当時理科系クラスにいたにも関わらず、宇都宮大学に国際学部ができその一期生として進学。そして卒論に選んだのは、「沖縄と在日朝鮮・韓国人の意識比較」についてでした。沖縄もかつては琉球王国という別の国でしたが、どうして日本人という意識が深くなっていったのか、また在日の方々は日本で育ちながらも、韓国や北朝鮮を祖国として深く思うのはどうしてか・・・こうしたことを互いに歴史を比べたような卒論でした。(そのときの指導教授は朝日新聞の論説委員だった田所教授でした。和泉さんの新聞社のOBの方です。余談ですが(^^;)
つるぎの卒論も10年以上前の話ですが、当時はまだ在日出身の方が韓国名のまま日本代表としてスポーツで活躍することがまだ想像できない時代でした。その意味で、「日本人、韓国人、という意識から「みな同じ人間ではないか」というグローバルな意識に変化してきたのかもしれない」と思ったつるぎでした(^^)!
少々長くなってしまいましたが、つるぎの原点につながる話でしたので。その意味で今でも、差別やいじめは決して許せないという意識があります。ましてや剣道は「心」を重視する武道です。「正しい心で正しい剣道を!」がつるぎの目標です(^^)!