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弟との対話。
日曜日, 7月 24th, 2011
今日は日曜日です。道場は稽古ですが、今日はつるぎの弟夫婦と、姪二人が栃木にやってくるため稽古は館長先生にお願いして会いました。
弟一家は、今も福島県いわき市に在住。お昼近くに無事鹿沼の実家に到着しました。弟が話すには、高速道路で約二時間の道のり、また罹災証明を持っているため、高速道路は無料で来られたとのことでした。
つるぎも4歳と2歳の姪に会うのは震災後の原発事故で一時避難して来て以来ですので、元気いっぱいの姪の姿に安心しました(^^)!
とは言え、時間が経つにつれ原発事故は間違いなく福島に住む人々に心身ともに疲れを与えているように思います。弟夫婦も、「福島のお土産はどうかと思ったのですが・・・。」と遠慮がちにお土産を実家に持ってきてくれましたが、つるぎは「こんなことにも気を遣わなければならないのか!」と内心つらい思いです。もちろんそんな事を気にする訳ではありませんが、ここ数日の牛肉の問題にしても福島の人々にどれだけつらい思いを与えているのかと考えずにはいられません。
弟たちと話していれば当然仕事の話にもなります。弟の会社でも中国での事業展開の育ててきた技術者が退職し、事業にも影を落としている現状、また社員の中でも家族を県外に避難させ、単身赴任となった方も多いという話など原発事故以降、生活が大きく変わってしまったことがわかりました。
弟たちとは一緒に昼食をとった後、鹿沼の千手山公園で姪たちと乗り物に乗ったりしながら遊び夕方には弟一家も帰りました。帰ったあと、一緒に会ったつるぎの婚約者から、「姪の花ちゃん(4歳)が「プール壊れてて今年は入れないんだ」って言っていたよ。」と聞きました。保育園児には放射能などといってもわかりません。きっと子どもたちにはそう説明しているんだなぁと再び寂しい思いがしました。
保育園でも、一定時間(4歳は30分、2歳は15分)の外遊びをした後は腕から下を洗ってと放射線対策をしているそうです。福島の子どもたちのことを考えると言葉のないつるぎでした。